夏の思い出

連日、こう暑い日が続くとどうしても食べたくなるのはアイス。

35になってから急に、チョコやバニラみたいに濃い味じゃなく、シンプルなかき氷系ばかり食べるようになった。

子供の頃、夏休みになると毎日のように祖父からお金を貰って、近所のお菓子屋さんに行っては祖父母と僕の分のかき氷系アイスを買いに行ったな～…祖父と僕は必ずイチゴで、祖母は蜜がかかったので…
忘れもしない小二の夏。いつものように祖父からお金を貰ってアイスを買いに行き、帰って来たらお釣りが10円足りなくて。
僕が「落としたかも」って言ったら、元警察官で狭山署長まで勤めた祖父の顔色が変わってねぇ…

「嘘だ！お前が盗ったんだろっ!!!? 嘘つきは泥棒の始まりだ！」

って怒鳴られてさ～…
僕が泣きながらどんなに「盗ってない！」って言っても信じてくれなくて…
「落としたなら何処かに落ちてるだろっ!? 一緒に行ってやるから探し出せ！」って連れ出されて…
炎天下、20分位探したけど見つからず…その様子を見ていたお菓子屋さんの女将さんが「私がお釣り間違えたんだよ」って言ってくれたけど、それを祖父が「そんな同情したらこいつの為にならない！」って一蹴して…
…で結局見つからず…祖父から「嘘つき」とこっぴどく叱られて……

はぅぁぁぁぁ～～!!!!!!!
い、今！僕の記憶の中の「真っ黒で鍵穴が潰してある上に、ノブが鎖で雁字搦めにされ、『開けたら死ぬぞ？』って赤い字で書かれたドア」が、ちょっと開きかけた～～!!!!!
いや！何も思い出してないっ！思い出してないけど上記の事は全て事実！
ちなみに祖父母はあと3～4年で100歳だけど、まだ二人とも健在です！

かき氷美味しい。