母校を見て

部屋へ帰る際、故郷の川を見ていこうと思って遠回りをした。途中、母校の小学校前を通ったら、全面的な校舎の建て替え工事をしていた。来年創立100年を迎える古い学校で、今の校舎も築30年以上が経つから、耐震等の問題でそろそろ建て替えの時期なんだろうけど、何だかとても寂しいものを感じた。何しろ、僕の兄弟全員が同じ校舎にお世話になったんだもの。重機に壊される校舎を見て、僕は「あ〜…4年から入るクラブ活動で、3年連続マンガクラブに入って鳥山明先生の絵をマネしてたっけなぁ」とか「帰ったら○○君の家に集まってファミコンやって、その後ビックリマンの交換会をやろうぜ！」って約束した事なんかを思い出した。そして、思い出の殆んどがインドアな事に気付くとともに、「…そういえば、K君が、僕が貸したディスクカードをいつまでも返してくれないから、いい加減に返して！って催促したらその日の内に帰って来たのは良かったんだけど、磁気部分に思いっきり傷が付いて使い物にならなくなっていて、その事を聞いたら『最初からそうだったよ』って言われたっけ…そんな訳ないのにあの時は何も言い返せなかったけど、今なら完璧に論破できるのに…」なーんて、思い出しちゃダメな僕の「黒歴史」まで思い出したりして……その後見た川は、相変わらずの清流でした…