ソロモンかっ!!?

神楽坂にあるスタジオでの仕事帰り。14時に仕事が終わったので、お昼は何にしようか考えながら歩いていたら、いつもは入らない細〜い道から聞こえて来た「ラ・ラァ」の声。「…！呼んでる？」と思いバッグからデジカメと言う名のビームライフルを取り出し、その道に入っていったら、角を曲がった所にお昼休み中と思われるOLさん二人組（事務仕事をしていそうだからジムと命名）が「可愛い！」を連呼しながら何かを写メに撮ろうと追い回していた。よく見たら追われていたのは白黒マーブルの子猫だった！二人に挟まれた所で身動き出来なくなり、ジッとした子猫をこれまた「可愛い！」と言いながら撮影するジム！しかし彼女達が触ろうとしても「ニー！」って鳴いて断固拒否！結局触るのは諦めてその場を去ろうとするジム。今度は僕の番だ…！おもむろにスッと座って…えぇ、デジカメと言う名のビームライフルの、シャッターと言う名の引き金を引きまくりましたよ!!でもすでに子猫の「可愛さ」と言う名の（←しつこい）ビットに、四方八方からボコボコに打ち抜かれていた僕。…その時奇跡が！何とさっきまでジムの手を必死に避けていた子猫が、僕が手を出したら何の抵抗もする事無く、すぐに頭やら喉やら背中やらを触らせてくれたのさーっ!!!その時確かに聞こえたね！
猫「私にとってあなたは遅過ぎて…」
僕「僕にとってあなたは突然過ぎたんだ…」
って心の邂逅がさっ!!
その時飼い主らしいおじさんが姿を現し「ヤツとの戯れ合いはやめろ!!」って顔で僕を見ていた…