僕 VS アウトロー

野球日韓戦を観戦後、散歩に出た。
今日は出かけるには（花粉さえ飛んでなければ）最高の天候。ぶらぶらしていて気が付くと片道だけで２時間近く経っていた！「帰りはバスにするか」と大通りに出ようとしたら…そこに小さな公園があるのに気付いた。凄く日当たりの良い、いい感じの公園なんだけど…そこにあったベンチとテーブル。テーブルの上に乗って昼寝をしている、とんでもない無法者がいたんですよっっ!!!!「…おいおい。これは公共のものであって、君が独占していいものじゃないんだぜ？これは一言言ってやらなきゃ!!!」と、そのアウトローに近付いていった僕！
「コラ！そんな所で昼寝しちゃダメだろ！これはみんなのテーブルなんだぞ!!」
「うるせぇな！あっち行け!!」
…ま、アウトローは猫なんだけどね。しかもゴージャスな毛並みをしたモッフモフの黒猫だったんだけどね。だからその光景を見た瞬間から僕の目尻は下がりに下がって、端と端がくっ付きそうなくらいになっていたんだけどね。注意してる時もヨダレをジュルジュルしていたし、「うるせぇよ！」って台詞は「ニャー」って鳴き声を脳内翻訳しただけなんだけどね。ひとさし指で猫のおでこをクリクリしたら「ん！」って顔をしていた。どうやらここには猫を「ん！」って顔にする秘孔があるらしい。帰りのバスもずっとニヤニヤしっぱなしだった。