お注射の話

インフルエンザの予防接種を受けに行った。

かかりつけの病院へ向かう途中「あ、そうだ」と思って、ふと財布を見たら…お金が入ってない…

「う～ん…インフルエンザの予防接種って、何でか知らないけど年によって値段が違うんだよな～…去年は確か2千円だったよなぁ？」と思った僕は、道中にある銀行に立ち寄って3千円下ろして行く事にした。

そこから更に10分ほど歩いて病院に到着。
平日の昼間なので、待合室にはお年寄りや小さい子を連れたお母さんたちばかり。
そんな中へいい年のオッサンが１人入って行ったら…

「この人、何してる人だろう？」

って空気は出されますわな！
その空気を感じたのと、ここまで30分くらい歩いて来たのと、院内にバッチリかかった暖房のお陰で！

汗かいちゃうわ～！

想像してもらいたいのは、周りの人たちがダウンまで着込んでいる中で1人、手拭で汗を拭き拭きしてるオッサン。

怪しいわ～！

その後5分ほど、サイコマンティスでも読めないくらいに心を無にする事で汗を引かせる事に成功。
熱を測って予防接種を受けるための書類にサインして提出し、待つ事10分ほどで診察室に呼ばれた。

先生に喉の様子と聴診器による診察を受けた後、腕をまくって注射する段になったんだけど、あれ？去年までは肘の内側にしていたのに、今回は肘の外側にするのか。痛さとかそんなに変わらないのに何でだろう？
…そんな事を思っていたら、あっという間に注射終了。

待合室に戻り、幼稚園くらいの子が数人いる中で会計を待つ。
しばらくして僕の番になり財布を出したら…

3500円だそうで…
…

うーーーわーーー…

500円足りねぇぇぇぇ！
…そこで「…あ、ちょっと足りないんですが…」と言うと、「うーん…じゃあ、お待ちしていますので診察券をお預かりします」と返事が…

…この病院の近く、コンビニが無いんですよッ！

医療的な処置に対して対価を支払うのは当然の事なので…10分歩きまして…さっきの銀行に戻って「ついでだ」とあと3千円下ろして…また10分歩いて病院に戻って支払いを済ませたんだけど…この間ずーっと、「最初に5千円下ろしておけば良かった～！」と後悔しっ放しだった…
そしてそんな僕を見ていた待合室の子供達が…

「こんなダサい大人にはならないようにしよう」

って目で見ているような気がしたけど…

うん！それは大正解だねッ!!!!!!

…何はともあれ、これで今シーズンもインフルエンザ対策が出来て良かった。