もう三が日終わっちゃった！

いつものように外を徘徊していると、前方から散歩中のミニチュアピンシャーがやって来るのが見えた。
このミニピン、何かゴキゲンな事でもあったのか、数歩歩いては「ピョーン！」と跳ねたり、その場でクルッと回ったり、飼い主さんをグイグイ引っ張ったりととにかく元気一杯なご様子。
「どうしたんだろう？今朝いいウンコが出たのかな？」と思いながら僕が歩いていると…僕を見つけた途端ミニピンが、さっきまでの元気はどこへやら突然「ピタッ！」と動きを止めた…
それどころかただでさえ小さい体をより小さくして飼い主さんに近寄り、さっきまで嬉しそうに、「そんなに振ったら飛んで行っちゃうよ！」と注意したくなるほどの勢いで振っていたシッポまでだら～んと下げて、僕の顔を見ながら明らかに怯えている。そして僕が通り過ぎた瞬間、再びピョンピョンと跳ね始めた…

ま！それも仕方ないかッ！

だって今日の夜ッ！

岩合さんの「世界ネコ歩き」があったんだものッ！

そりゃ～そうだ！「今日はネコ歩きがある！」って思ったら、僕は朝から気持ち悪いニヤニヤと強酸性のヨダレが止まらなかったんだからッッッ!!!!!!!!!
ニヤニヤが過ぎて顔面がドルゲ魔人の「タコゲルゲ」そっくりになって歩いていたんだからッ！
えぇえぇ！他にも、僕の少し前方を歩いていた柴がチラチラ振り返っては僕との距離を測り、いよいよ追いつかれそうって所でピタッと立ち止まって僕をやり過ごしたり、キャバリアに思いっきりガンを飛ばされたりと、まー！犬たちからは散々な嫌われようだった！もっとも「元々タコゲルゲみたいな顔面だろッ！」って言われちゃったら、それはそれで土下座もしますよッ！「焼き」・「マッハ」・「スライディング」の中からお好きな土下座をお選びいただけますよッ！

そんなこんなで観た今日の「ネコ歩き」も良かったわ～！
あちこちの猫のエサを横取りして回る猫。
余所でエサをもらったのに飼い主からもちゃんとエサをもらうお爺ちゃん猫。
女の子猫が小さなヘビを捕まえてそのヘビで遊んだ後、1歳下の弟猫にヘビをあげたのに、弟猫は全く興味がなくてヘビをお尻に敷いて座ちゃって、弟猫が立ち上がったらヘビがすっかり動かなくなっていたりと、猫好き全員が滂沱のヨダレ（もちろん強酸性）を垂れ流すのに十分過ぎる内容だった！
あと、カメラを向けたらこっちに近寄って来て甘えだしちゃう猫の撮影は、あの世界的動物写真家の岩合さんでさえ困難を極める事を知って嬉しくなっちゃった！
猫が自分から甘えに来てくれるのはこの上なく嬉しいんだけど、いい絵が撮れなくなっちゃうから痛し痒しなんだよなぁぁぁ～！
そういう猫が来たら岩合さんも撮影を中止して、「お～～！可愛いね～～！」って文字通りの”猫なで声”を出しちゃうんだな～！でも岩合さん、あんなに猫好きなのに強酸性のヨダレは垂らしてなかった…え!!!!?

垂らさないのが普通なの!!!?

むしろ垂らすのは僕だけなの!!!!!?
じゃあ幼体の頃はフェイスハガーと呼ばれ、寄生した生物の体内である程度成長した後、腹を突き破って外に出て、それからは強靭な身体能力で獲物を狩り、口の中にもう一つ飛び出る口があったりするのも！宇宙空間でも生きていられるけど、シガニー・ウィーバーだけが天敵なのも僕だけッ!!!!!?
ゴメンなさい！最早「猫好きっ」て言うより「ギーガーデザインのアレ」の説明になっちゃいましたね！
とりあえず後で軽く焼き土下座しておきます！

…あ、今日、街を歩いていて凄くイラッと来た事があったんだけど…長くなっちゃったから次回にしようかな…って言っておいてやっぱり書かないかもしれないけど…