ハイ！催促です！

近づいてきましたよ！

バレンタインデーが！

いや～！
僕の熱烈な女性ファンはあれかなッ!!!?

みんなTOO SHY SHY GIRLなのかなッ!!!!?

バレンタインにチョコを渡して、自分の気持ちを伝えるなんて事が出来ないからかな!!!?

去年は1個も貰えなかったけどッ！

遠慮なんかしなくて、ガンガン事務所に送って貰っていいんですよ！
あと、観月ありささんの「TOO SHY SHY BOY」がすぐに頭に浮かんだ人とは、美味い酒が飲めそう！


ところで！
何でも今日は1988年に ファミコン版のドラクエⅢが発売された日 なんだとか！

…当時、僕は小学6年生で卒業式の練習ばかりやる毎日だったけど…あの頃の事はハッキリ覚えてる！

当時は今みたいに、発売日に買えなくてもすぐに次回分が入荷するなんて便利な世の中ではなくて、1回買い逃したら「次回入荷は未定」って貼り紙がお店に貼られるのが普通だったもんだから…ドラクエみたいな超人気タイトルは、いかに早めに予約をするかが大事だった！

なのに「まあ、その内予約するよ」と、僕がのんびり構えていたら…

飯能中の店がさっさと予約を締め切りまして…

お陰で僕は発売日に買う事が出来ず…しかも発売日に手に入れた数人の友人からは「拓ちゃん、まだ買えてないから、ドラクエの話はしないであげようぜ」って気を使って貰っちゃって…

そんな中、地元の情報網を駆使し「丸広（西埼玉を拠点にしたデパート）のおもちゃ売り場ならまだ予約出来る」という事を知る！
まあ予約と言っても、入荷の順番待ちなんだけど、いつ買えるか解らないよりは確実と思い、早速丸広の６Fおもちゃ売り場へ電話！
電話に出た女性店員さんに、僕の住所と名前と電話番号を告げたところ「3月〇日の入荷分です」と言われ予約完了！
「よーし！これで安心！」と思いながら指折り数えてその日を待った…

そしていよいよその日！
当時横行していた「ドラクエ狩り」対策で、バッグにコルトパイソンのモデルガンを忍ばせて丸広へ向かい、おもちゃ売り場の男性店員さんに「川村です！ドラクエⅢ下さい！」と告げたら…

「ん？予約を受けてないんですが？」

という信じられない答えが…

「そんなはずないでしょ!? 先月中旬にちゃんと電話で予約しましたよ！」と僕が言うと、「え？電話じゃ予約を受け付けてないんだけど…」と店員さん…
聞くと、トラブルを避けるために予約は店頭でしか受け付けてなくて、予約した人には交換の券を渡しているんだとか…
そんなの知らなかったし、何よりも女性店員さんから「この日の入荷分です」って言われた事を、脳をフル回転させて主張したけど、店員さんは「とにかく券がなければ売れない」の一点張り…
ここで一か八か「じゃあ、予約のノートを確認してください！」って言って、もし名前が書いてなかったら諦めようと思ったら…

書いてあるじゃねーか!!!!!!!!!!!!

ちゃんと「カワムラタクオ」って書いてあるじゃねーかよ!!!!!!!!!
「これです！これが僕です!!!!!!」って反撃に出たけど…これでもまだ「売れません」って言われて！

すると、この騒ぎを聞きつけたこの売り場の主任らしいおじさんが「どうした？」とやって来たので、事の顛末をいちから説明（もちろん僕が有利になるように）。
…この時にふとカセットの入ったダンボールを見てみたら…そこに入っていたカセットの箱に「〇〇様」って、予約した人の名前が書かれた紙が貼られていたんだけど…その中に1個だけ！

何も貼られていないのがあるのに気付いた！

次の瞬間！
「それ！1個だけ名前が書いてないのがありますよね!!!!!!!? それが僕のじゃないんですか!!!!!!!!!!?」って口角泡を飛ばして叫んだら、主任さんが黙ってその箱を取り出し、目顔で男性店員さんに「売ってやれ」と合図を送って何とか買う事が出来たんだよな～…

大急ぎで家に帰って早速遊んでみたけど…本当に面白かったのと、大変な思いをした事もあって…初めてフィールドのBGMを耳にした瞬間に泣いちゃった！

そんな事もあって、誰から何を言われようと、僕の中で最高のドラクエは未だにⅢです（ⅧはかなりⅢに肉迫したけど）。
なので、昨年末から年明けにかけて流れていた、ドラクエⅢのフィールドBGMをバックに、4台の車がお城のある風景を走るCMを観る度に、「お！ちゃんとカラーリングが勇者、戦士、僧侶、魔法使いのパーティーだ！このCMを作った人は解ってるなぁ～！」と思ってニヤニヤしていました。