電話がかかってきた話

いつものように外を歩いていたら、入り組んだ住宅街にある駐車場の真ん中で、黒猫が丸くなって昼寝しているのを発見！
ボタンレスポンスが非常に悪いケータイをカメラモードにしてそ～～っと近付き、しゃがんで狙いを定めていたら、突然見慣れない番号から電話がかかってきた！
「な、何だこの番号!!!? …アレか!!!? どこかから僕を監視している人間が無理難題をふっかけて来て、クリアー出来なかったら酷い事をしようって奴なのかッッッ!!!!?」と、映画「イーグルアイ」のざっくりした知識の妄想をして楽しんだ後、「あ、メガネ屋さんからか」とすぐに出た。
　
やっぱり思った通り、この前新しいメガネを取りに行った時に、前のメガネのフレーム修理の見積もりを頼んでいた件でかかって来た電話だった。
故障はメガネの弦の部分を留めるネジが折れてたので、それを交換しなきゃならないんだけど、修理をお願いした時店員さんに「…う～～ん、これだと恐らく3～4千円…ひょっとしたらそれ以上かかるかと思います」って言われていたから、「うわ～！5千円以上の金額を言われたらどうしよう！掛けられないわけじゃないから断ろうかな～!!!!?」と戦々恐々としていたら…！
　
「1500円です」
　
…修理即決～～!!!!!
　
も～～～～う！電話をくれた女性店員さんの声が女神様のように聞こえましたよ！っていうよりも、最初に修理を頼んだ時の男性店員さんは何であんな値段を言ったんだ!!!!?
まあ思ったより安く済んだから良しとしようと電話を切り、さっきの黒猫を撮ろうと振り返ったら…とっくの昔に逃げて行っちゃってた…しかもすぐ近くの民家の窓から、あからさまに不審者を見る目で僕をロックオンしているおじさんの姿が…
…メガネの修理費は安く済みましたが、僕の三杉君ばりのガラスのハートの修理費はプライスレス…