4年

今年も3月11日がやって来た。
4年前のあの日から、この日付の14時46分は特別な意味を持つようになり、僕も毎年この時間には黙祷をしている。

震災当日、特に大きな被害に遭わなかった僕も、一人で部屋にいると息苦しくて仕方が無くなったから…それなりに精神的なショックは受けてたんだろうな～…
あれからしばらくの間、僕はテレビが観られなかった…映像の衝撃が大きくて…
だからいつも以上にずーーーっとラジオを聴いていたけれど…好きなラジオ番組も軒並み放送が中止になったり、大幅に内容が変更されたりだったっけ…「それは仕方が無い」とは思ったけど、心の中では「ラジオを聴いて笑いたい！」ってずーっと思っていて…
だから、深夜ラジオの「JUNK」が、内容は探り探りな部分はあったけれど放送が再開された時、全曜日共通で番組冒頭に流れるBGMの「レディース＆ジェントルマン！」って声を聴いた瞬間、物凄く嬉しかったのとホッとしたのと、伊集院光さんのコメントの素晴らしさで涙が出て来て止まらなかったのを覚えてるし、この体験から「日頃、いつも通りに過ごせて、くだらないバカ話で笑い、テレビもラジオも普通な番組を放送出来る」っていう状態がどれだけ大切なのかを強く感じた。

あの日、僕がどうしていたかは去年の3月12日付の日記に書いた通りだし、今、世の中を覆う空気に対する思いも変わらない。
（やっぱりこの日しか触れない僕が言える立場では無いけれど）世間が3月11日だけじゃなく、何かにつけて震災や被災地の事を考えるような空気になればいいなと、あれから4年経った今日思う。