「ドラハッパー」の「パー」の話

雑司が谷の住宅地をうろうろ徘徊していたら、突然！懐かしいにおいがして来た！
「…あれ～？何のにおいだろう…子供の頃に絶対嗅いだ事があるにおいなんだけど…」と、僕の脳内インデックスを猛スピードで探していったら「は行」のトップにありましたよっ！
　
パーマン変身セット！
　
そうだ！僕が小学生の時にカラー版のパーマンが始まって、末っ子ビームを乱射して買ってもらったオモチャ、「パーマン変身セット」が放っていたにおいにクリソツだったんだ！
　
懐かしいな～！「ヘルメット」「マント」「バッジ」からなる変身セット…
何故かかなりのケミカル臭がしてたんだけど、当時の僕は「これがパーマンのにおいなんだ！」って脳内変換する事で「むしろいいにおい！」って思ってたなぁ～。
　
思えばこのオモチャこそが、「アニメと現実は違う」って事を最初に感じた商品だった…
　
まず、劇中でパーマン１号こと須羽満夫が変身する時、バード星の超科学で作られた本物の変身セットは、耳の穴に収納できるほど小さくなったのに、父が買って来てくれたオモチャは、何しろヘルメットがまんま１個入ってたもんだからビックリするほどデカかったし、小さくならないし…
　
劇中では通信機や酸素ボンベになるなど大活躍したバッジも、ただ単に「P」って形をしたプラスチックのバッジだった…
　
マントもコストを下げる為かビニール製で、ちゃんと丸めて保管しないとすぐにシワシワになっちゃってさ…
　
そして何より違いを感じたのがセットの肝であるヘルメット！
劇中ではこれを被る事で超人的なパワーが身につくのは勿論、それ以上に重要な役割は正体を隠すアイテムだったのに…デザインがオリジナルのまんま、青いヘルメットにパーマンの目が描いてあるんだけど、鼻まで深く被れないもんだから…ほとんど僕の顔が出ちゃってるんですよねぇ～…
　
この一式を
　
「パーチャク！」
　
って言って身に着けても、
　
「青いメットを被り、ビニールのマントとプラスチックのPバッジを着けた僕」
　
にしかならない！って事に気付いちゃって…
結局５回くらいで飽きちゃったっけなぁぁ～～……
　
あの変身セットまだ実家にあるのかな～!!!? あったらちょっと着てみたいな～～～!!!!! 子供の頃はその格好で外に出て遊んでたけど、今やったら確実にポリスマンからジョブをクエスチョンされちゃうだろうし、「パーマンおじさん」っていう新しい都市伝説が生まれるだろうけど！

　
近い内に大きめなお知らせが出来ると思います…！