”流行り”にちょっと…

伊達直人を名乗る人物から始まった一連の”タイガーマスク運動”。
全国でとうとう２００を超えるプレゼントが行われ、最近では別タイプの名前まで現れ始めたようで。
　
最初の伊達直人は、タイガーマスクのストーリーを絡めて「上手い事名乗ったな～！」と感心したものだけど、ここへ来て「それはちょっと」感が出始めて来たな～…
　
「肝っ玉母さん京塚昌子」…まあ寄付をするイメージがあるし、送り主の世代も大体分かる。
　
「矢吹ジョー」…あまり寄付ってイメージが無いんだよな～～…
　
「裸の大将」…寄付するよりもおにぎりを貰ってるイメージ
　
「ムスカ」…何でッ!!!? 基地でパズーに金貨を投げたイメージしかないぞ!?
　
「あさりちゃん」に「クレヨンしんちゃん」…未就労者が未就労者に!!!!?
　
う～～ん、しんちゃんに至っては、それはしんちゃんからじゃなくて、むしろひろしとみさえからの贈り物じゃないのか？って気もするけどなぁぁぁ～～…
　
確かに寄付をするって行動は尊い事だしどんどんやるべきだとは思うけど…あのぉ～…誤解を恐れずに言うと…正～～～直、僕はこの”ブーム”と呼んでもいい動きに疑問を持っていまして…
僕が思う寄付っていうのは、誰にも知られる事無く長期的に行うべきものなんだよねぇぇ～～…
今、何かのキャラクターを名乗って地元の施設に寄付をすれば、報道される可能性が大いにあるでしょ？特に「その名前があったか！」って、言葉は悪いけどネタ合戦みたいな流れになって来た最近は、名前を考える時と品物を置きに行く時に、心の中から「もしかしたら報道されるかも!?」って気持ちを完全にゼロにする事が出来るのかっていうのが疑問なんだよな～…
また、マスコミは美談のみを伝えて、そういった施設に入っている子供達は、「子供手当てが貰えない」って現実は伝えないし…
　
…う～～ん！僕はこの動きが悪いって言ってるんじゃなくて、殺伐とした話題が多い最近のニュースの中では確実に良い話だとは思っているんだけど、「何かのキャラクターを名乗って物をプレゼントする」っていう一過性のものになりそうなニオイがぷんぷんするのが心配なんだよね～…今年の年末には「あ～！そんな話題あったね～!!」ってなってそうなのがさ…もしくは来年の今頃に、またあちこちに同じ様な事をする人達が続出したりさ…
だからこれを機に、日本人も物品じゃなくてお金を、少しずつでもいいから継続的に寄付するって文化が根ざしたら、とても良い事だと思うな～。…かくいう僕はどうかって？……税金対策ですよ。