今日はちょっと真面目な事を

う～～ん。
書こうかどうしようか考えたんだけど、やっぱり「おかしいと思う事はおかしいと言う！」を信念にしているので。
　
あの～、広島で起きた誘拐事件で、犯人が「あるアニメが好きだった」って言う事を、その犯行の「異常性」とイコールで結び付けようとする報道をいくつか目にしたんだけど…
　
コレってどうですかね？
　
…約２０年前からかなー!? とかく犯人が「たまたま、アニメやゲームが好きだった」ってこの手の事件が起きると「アニメやゲームが好きだから異常なんです！」って、時には「ゲーム脳」なんて言葉を持ち出した論理で報道しがちだけど、あまりにも犯罪を助長するような内容でない限り、あくまで犯罪を犯した人間の問題であって作品は関係ないだろうって思うんだよなぁ～。
　
今回の事はなんだか、「大人になっても美少女が出るアニメを観ている！異常だ！」って論理を展開してるみたいだけど、ハッキリ言って今の世の中、もう「大人になってもアニメを観る・観ない」なんてのは「ゴルフをやる・やらない」くらい普通の事だと思うし、もっと突っ込めば「犯人はクイズ番組が大好きだった！異常だ！」って言ってるのと何ら変わらない、全く成立しない論理だと思うんだけどなー？
それにアニメ観てれば何人か美少女だって出て来るだろうにさ。
　
日本のアニメは世界で戦える有力な商品だと僕は思ってるけど、今回の事でやっぱり社会的には偏見の真っ只中にあるんだな～って感じた。もひとつ言うと、日本は「娯楽」という文化に対する評価がまだまだ低い！
今回みたいに（敢えてこの言葉を使いますが）興味本位で作品名をあげて報道をしてしまうと、物凄く迷惑を被る人達が大勢いるので、グウの音も出ないくらい完璧に犯人の異常性とイコールで結べる理論でない限りは、作品名をあげるのは控えて欲しいな～と思った次第です。