小さい子の話

月１で通ってるアレルギーの病院へ行って来た。
ここは小児科も診ているので、待合室には就学前の子供も結構な人数いた。
僕の前の席に５歳くらいの男の子と１～２歳くらいの女の子を連れたお母さんが座って、子供達に絵本を読んであげてたんだけど、この女の子、まだ小さいからジッとしてられなくて待合室をあちこち走り回りだしちゃって。
で、女の子が走り出すとお母さんが絵本を読むのを一時中断して連れ戻して来て座らせ、また読み始めるんだけど…まあ女の子は赤ちゃんだから。ジッとなんかしてられない訳でまた走り出しちゃって…

走り出す→読むのを中断して連れ戻す→読み聞かせ再開→走り出す→…

ってのを繰り返す事数ターン。
その間ずっと大人しくジッとしていた男の子がさすがにキレたのか、急にすっくと立ったかと思ったらズンズンと女の子の方に歩いて行き、「ガッ！」っと後ろから妹を

羽交い絞め！

そのままズルズルと席まで連れて帰って来た！

いや～！実に見事な羽交い絞めだったなー！
あんな羽交い絞め、

熱血硬派くにおくん以来だ！

ってな事を思いながらちょっと目をつぶっていたら…何やら左前方に人の気配を感じる…
「何だろう？」と思って目を開けたら…さっきの女の子がニコニコしながら立っていた。

パーにした左手を 僕の顔に突きつけながら！

…

何!!!? 何なの!!!!!?

え!? え!? ひょっとして手のひらに気を集めていたのッッッ!!!!!!?
べジータが人造人間１９号を倒した時みたいな感じで僕を粉々に吹っ飛ばそうとしてたのッッッ!!!!!!!!!?

「汚物は消毒だぁぁ～～!!!!!」

って事だったのッッッ!!!!!!!!!?
思わず僕が「おぅ!?」って言ったのに気付いて、その子のお母さんが「すみません！」って連れ戻してたけど…うん。あの子の戦闘力の方が僕なんかより遥かに上だったのは間違いないッ…！
…しかし、自分に子供が居ないと、突然よその子に絡まれた時にどんな顔をすればいいか一瞬戸惑っちゃうな～！
ま、笑えばいいんだとは思うけど。