コサキンソング

昨日、日本シリーズが物凄い事延長したため、夜９時半から０時半まで放送のラジオ「ウィークエンドシャッフル」が、０時から30分だけ放送になっていた。
昨日の映画批評コーナー「シネマハスラー」を、いろんな意味でとっっっっ……ても楽しみにしていたんだけど、来週に延期になったのは残念だった。
　
そんな事を考えていたら、「そういえば前にコサキンが夜の９時っていう、番組の内容を考えたら冗談としか思えないような時間帯で放送してた時にも、こんな事があったな～」って事を思い出し、そうしたら無性に懐かしの「コサキンソング」を聴きたくなっちゃって。
試しに動画サイトで「コサキンソング」と検索したら…ある！結構な数あるじゃないかッッッ!!!!!!
　
一応説明しておくと、「コサキンソング」とは、ヒットする事無くほとんど日の目を見ずに消えてしまったけど、そのインパクトや個性が凄過ぎる迷曲に付けられる総称で、番組27年の歴史の中には数々のコサキンソングが存在するんだけど、中でも僕がナンバーワンコサキンソングと思っている
　
マリア四郎の「もだえ」
　
が上がっているのを目にしたら、いても立ってもいられずクリックしちゃったぜ…！色々いけないんだろうけどさ！この迷曲の音源はもう二度と手に入らないんだし！僕の青春時代の思い出の曲なんだから！目をつぶって下さいよ！
　
…いや～!!!!! やっぱり「もだえ」はいいわ～～～!!!!!!!
簡単に説明すると、女性の情念一杯の恋心を気持ちの悪い（失礼！）男声で感情たっぷりに歌い上げている、一度聴いたら一生耳から離れないインパクトを持った名曲！
　
…そうだ。確かこれを初めて聴いたのは高校三年の時だったな～…
当時僕は先生を入れて４人しかいない朗読の選択授業クラス（当時の埼玉県立豊岡高校は、３年で文系を選択すると書道や絵画、音楽などの授業から一つを選ぶ『選択授業』という制度があった）に入っていて、夏休み後の文化祭に「子午線の祀り」っていう、源平の戦いを描いた作品の群読をする事になって、そのBGM担当を任されてさ～…
８月半ばに正規の朗読クラスのメンバーと、お手伝いで出演してもらう事になった友人や後輩たちと、一度読みあわせを兼ねて学校に集まる事になって、そこで僕は「一応使えそうなBGMを録音して来ました」って言って、そのテープをみんなに聴いて貰って（その中に以前書いたYMOのエピローグも入っていた）、「おお～！いいんじゃない!!!?」って高評価を得てさ～…
そして「実はもう一曲、みんなに聴いて貰いたい曲がさるんだけど」って言って流したのが、先のマリア四郎の「もだえ」でさ～～…
こんなに面白い歌だから絶対受けると思ったんだけど…「♪ 嘘でっもいい～からぁ～！愛さ～れた～いの～！」って歌い出しが聞こえた瞬間、あからさまに
　
場の空気が凍り付いて…
　
…だから一番が終わった瞬間に停止して、一応「どうかな？」って聞いてみたら、一番仲良くしていたO君から「…まあ、拓ちゃんが好きなら…いいんじゃない…」ってお言葉を頂戴しまして…
…これが「コサキンは万人向きじゃない」って事を思い知った最初の出来事だったな～～……
たぶん、同世代の青春の曲っていったら、尾崎豊って答える人が圧倒的なんだろうけど、僕にとってはコサキンソングなんだよな～!!!!
　
僕のオススメは「もだえ」「愛の絶唱」「まぼろしのブルース」「スナッキーで踊ろう」「すずらん通り」かな～！中井貴一さんが「あっは～～ん！わっは～～ん！わっは～～ん！」って悶える「君はトロピカル」も素晴しい！
興味のある方、または怖いもの見たさの方、是非！