親戚の家の話

うちの母方の親戚に川越でお菓子を作る会社を経営している家がありまして。
　
僕が生まれる前～２０数年前まで、このお宅が毎年お正月になると、家族そろって海外旅行に出掛けていて、その間、母方の祖父母が留守番でこの家に行っていたので、年明けはこの「川越の家」に行って祖父母に年始の挨拶をするのが恒例だったんだけど…この家が凄い家だった！
　
広い庭に大きな池があって、そこに錦鯉がた～くさん泳いでいたり、ライオンの剥製や虎の皮の敷物（頭付き！）に和洋の甲冑と、とにかく庶民のうちには無いお宝があちこちにあって、家の中を歩くだけでちょっとした宝探しの気分が味わえたんだけど…この家で何より凄かったのは、画面の高さ（推定）３メートルはあった
　
超巨大テレビ！
　
薄型になった今のテレビでもここまでのサイズのものは家電量販店に行ってもなかなか見られないけど、僕が言っているのはもちろんブラウン管テレビの事！
どうやって作ったのか、何インチあったのか分らないけど、とにかく
　
デカイ！
　
としか言えないテレビが居間にド～～ン！と鎮座ましまして、それでお正月番組を観ていたんだけど、時は正にファミコンブーム。
「…このテレビにファミコンつないだらどうなるだろう？」って思って、ある年のお正月にうちからファミコンとゼビウスのカセットを持って行き、兄に接続を手伝ってもらってやってみたら…
　
これがスゲーのなんの！
　
自機のソルバルウがすでに、うちのテレビだったらアンドアジェネシス並のデカさ！
スピーカーも特別だったのか、音も腹に響くくらい大きくて！一緒に持って行った、あの「レバーを動かす度にガチャガチャうるさかった」事でお馴染みだったアスキースティックのガチャガチャ音が全く気にならなかった！そして敵の撃って来る弾も大きかったから避けやすい避けやすい！
　
そんな巨大ソルバルウを操作し、今にして思えばipadと同じくらいの大きさで飛来するバキュラの大群を避け、いよいよ最初のアンドアジェネシスステージの４面に突入。
敵の猛攻が途絶え「ブリッ！ブリッ！」っと、「わ！お兄ちゃん屁をこいたか!?」と勘違いするほど大きな音を立てながら、ケル（当時飼っていた柴犬）が調子がいい時に出すウ○コサイズのザカートが出現！
…そしてその直後！
　
アンドアジェネシス登場！
　
で、デケェ～～～～～～!!!!!!!!!
　
うちのテレビくらいデケェ～～～～～!!!!!!!!!!!!!!
あまりのデカさに兄と二人でちょっとおかしなテンションで「あはははは！」笑いながら、その後もずーーーっと晩ご飯の時間までゼビウスをやってたんだけど…
この話…
　
誰にも信じてもらえないんだよな～！
　
本当なんだって！その親戚が違う所に引っ越してその家が無くなった現在、テレビの存在を証言できる人は少ないけど！本当にあったんだって!!!!!!!!!!
　
あ～！あのテレビがハイビジョン対応でバイオハザードとかやったら、リアルサイズのゾンビに襲われる気分になれるんだろうな～～!!!!!!!!
そんな事を、今日スーパーで「うまそうだな～」と思って買って来たせんべいが、その親戚の会社で作っているものだったのを受けて思いましたとさ。
　
　
話変わって。
今日、某ファストフード店へ行ったら、注文した金額がちょうど６００円だった。
そこで千円出したら店員さんに
　
「千円でよろしいですか？」
　
って言われたんだけど…
　
他に払い方ある？
　
あと１００円だしてお釣りを５００円にする？そんな面倒な計算なんかしないしない！
…マニュアルなんだろうなぁ…