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かわむら拓央のBLOG(ダメ人間の生態観察日記)です
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昨日の「ファミコンはラジオに近い」について。
 
僕達、子供の頃ファミコンに夢中になっていた世代が、今でもやっぱりファミコンが好きなのは、映像や音楽の表現が今の機械と比べて遥かに不完全だった為、その不完全さを補う為に脳をフル回転させて、ゲームそのものの面白さと一緒に自分だけの作品世界を構築する場を与えてくれたからだと思う。
この「自分だけの世界」が今の機械に無い、ファミコン最大の魅力で、これこそがラジオ的感覚なんだと思う。
 
それを最初に感じたのは、ここでも再三引き合いに出しているスーパーマリオのピーチ姫。
今でこそピーチ姫は、イメージイラスト通りの美女としてゲーム内でも描かれているけど、最初のスーパーマリオの時は、ノーマルマリオの2倍半の身長を持ち、ちょっとゴツめにドット絵で描かれた、最早金髪ですらない「ジェリル・クチビ」を髣髴とさせる赤い髪の女で、初めてその姿を目にした僕は「…違う!僕はこの人を救う為に地獄を乗り越えて来たんじゃない!」って思って、慌てて脳内でドット絵とイメージイラストの中間のピーチ姫に補正する事で、危うくディラックの海に飲まれそうになった心を維持する事が出来た。
そしてその後にやったドラクエ1で、ドラゴンとのキツイ戦いを制して艱難辛苦の末に救い出したのが、正直
 
「…え!? これが姫?」
 
っていうようなドット絵のローラ姫だったもんだから、また大急ぎで脳内変換して、当時大ファンだった新田恵里さん似に寄せた途端、姫を抱きかかえた勇者「たくおう」の絵にグッと来て!
ラダトームの街で宿屋に泊まった時、店主から「ゆうべはおたのしみでしたね」って言われても、「ああそうさ!夕べは二人で夜通し、冬のオペラグラスを振り付きで歌ったからねッ!」って思えて。
またこんな風に、「ゲームの主人公は自分自身だ!」って思わせてくれる余地を残してくれていたのもファミコンの(ドット絵の)良い所で、それを上手に表現していたのが、当時ボンボンで連載していた「ファミコン風雲児」の「ドットチェンジ!」だった。
僕も「スターラスター」をやる時は、まず始めにドットチェンジで戦闘機「ガイア」のパイロットになって、宇宙海賊バッツーラと戦っていたな~!
後にPSでリメイクされたスターラスターをやった時、あまりにリアルになった画面のお陰でドットチェンジ出来なくてさ…結局ファミコン版の画面でやってたっけ。
 
ちょっと話がずれた期がするけれど(酔っているのでごめんなさい)。
ラジオの最大の良さも、「画像が無い不完全さのお陰で、いくらでも自分だけの映像を想像して楽しめる」所にあると思う(こらは小説という文化が未だに廃れていない事にも通じると思う)。
 
これもよく引き合いに出すけど、コサキンで僕と同郷の常連さんが20年近く前に作った
 
「授業参観に来ていたのが、全員おヒゲのママ」
 
ってネタがあったら、100人が100人、違う教室の違う顔をした、おヒゲの照りも艶も違う、そして付髭なのか自前なのかも違う「おヒゲのママ達」を想像する訳で、これこそが面白いく、「ラジオは精神的に凄く近い」と言われる所以じゃないかと思う。
 
…だから「はい、これが答えですよ」って提示されてしまうのも、正直「どうなのかな~…?」と思ってしまう…
あの胸元まで大きく開いた薄ピンクのドレスを着たローラ姫だと、「おたのしみ」の内容が「冬のオペラグラス」より「ひと夏の経験」寄りに…
 
ゲフンゲフン!!!!
 
テレビ番組でも、最近はテロップのフォントや色を変える事で「ハイ!笑い所はココ!」ってやられるのを目にすると、「笑い所は視聴者それぞれの個人差じゃないの!!?」って思っちゃうんだよね~……僕がタモリ倶楽部が大好きなのもここに起因するかな~…
尤も、世の中を、「ミハル・ラトキエに出会う前のカイ」ばりに、斜に構えて見る事しか出来ない酔っ払いの戯言だから、寛大な大人の皆様!是非是非!聞き流してやって下さい。
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プロフィール
HN:
かわむら拓央
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/07/04
職業:
俳優
趣味:
散歩・猫・ゲーム・読書・酒・ラジオ
自己紹介:
街でニヤニヤしながら猫を見ている糸目がいたら、それはたぶん僕です。
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