不思議不思議

そんなに書くような事もなかったので、今回はあちこちのラジオ番組に投稿するもボツを食らってしまう、僕が体験したちょっと不思議な話を。

６年ほど前。
独り暮らしの物件を探そうと、都内某所の某駅で降りて不動産屋さんへ向かった。
そこで予算と照らし合わせて何件かの物件を見繕ってもらい、お店の車で内覧に出たんだけど…どこも”帯に短したすきに長し”だったり、”帯にもたすきにもならない酷いの”だったりで、なかなか妥協点が見つからない所ばかりだった…

「う～む…次のがダメだったら他のお店にも行ってみるか…」と思いながら最後の物件へ向かうと…
そこは駅から徒歩１０分ほどの閑静な住宅街の中にある４階建てのマンションで、最上階４階の角部屋という好物件だった。
中に入ってみると、ちょっと古くて狭いかなっていう印象を受けたんだけど、まあ日当たりもいいし角部屋だし、何より静かなところがいいな～と、９割方ここにしようかと思った僕。

僕にとって一番大事なラジオの受信状況を確認しながら部屋の中を見て回ったら…入り口横に押入れがある事に気付いた。
ゲームやDVDなど、結構荷物が多い事もあって「押入れの中はどのくらいの広さなのかな～？」と、ガラッと何気なく押入れの引き戸を開いて中を見てみたら…二段になっている押入れの上段の右奥に 薄いピンク色の物体が…
よ～く見てみたら…

顔面部分が真っ黒に焼けた（半ば溶けた）赤ちゃんの人形

が一体転がっていて…

「わ！何だコレ!!!!!!?」って心の中で思ったものの、冷静を装って不動産屋さんのお兄さんに「…あのぉ～、コレなんですかね？」って聞いてみたら、お兄さんはその人形を目にすると

「え!? いや～！な、何ですかねぇ～!!!!!!?」

と、明らかに動揺した様子を見せながら押入れをサッと閉めまして…

「う～ん。条件の割りに家賃が安いのは… この人形に関係があるのかなッ!!!!!!!? 」と思って、ひとまずこの不動産屋さんは丁重にお断りして他のお店に入ったんだけど…そこで見繕ってもらった物件の中に… さっきの物件が混じってて…

その後、駅を変えてそこの不動産屋さんにお世話して貰った部屋に住む事になったんだけど…

あの人形、一体何だったんですかね？

…前に住んでいた人が忘れて行ったとしたら…原状回復の作業時に処分するだろうし…そもそも前に住んでいた人は…何でそんな赤ちゃんの人形の顔を焼くような事をしたのかしらん…？
うーーん！

ホ～ント！不思議不思議！


こんな話もたまにはどうでしょうか？